こんにちは!人生を変える遺言動画サービス結いごとです!
少し昔の話になりますが、「ありがとう」を言えなかったために30年間家族での会話が無くなった家族の話です。
そのご家族は、もともと仲が良くはなかったのですが、お父様の相続をきっかけに完全に家族が分解してしまったのを覚えています。
当然、遺産分割協議もまとまるはずもなく相続も放置状態でした。
その後数年がたった頃、時間が解決してくれた部分もあり、何とか家族の遺産分割がまとまる方向になりました。
数年間のわだかまりもありましたが、なんとか遺産分割がまとまり、お父様の相続に1つの区切りができたということで、家族にも少し笑いが戻ってきました。
しかし、その遺産分割協議書を署名している最中、この数年間なんとか協議を纏めてきた兄弟の一人が「ありがとう」の感謝の気持ちも言えないのかと怒り出し、なんとその場で遺産分割協議を放棄して出ていってしまいました。
あれから30年。
先日、30年間放置されていた遺産分割協議書に日付が入れられ、無事に遺産分割協議が終了しました。
この30年に何の意味があったのか、長かったのか、短かったのか、誰にもわかりません。
家族という関係はいったいどのようなものなのでしょうか。
血のつながり、1つ屋根の下で生活をしてきた人たち、家族によりそれぞれの関係があり、それぞれの人生があり。
たった一言で家族が壊れ、または修復することもある。
友達でも恩師でもない、「家族」というものの儚さと温かみを色々と考えさせられた事案です。